T&T Brothersについて

血液検査ですべての人に認知症の早期発見を

認知症の早期発見を通じ、
すべての人が健康で、主体的に人生を送れるよう、
患者負担の少ないリキッドバイオプシー(体液診断)の確立を目指す。

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私たちが目指すもの
認知症を早期発見する
血液検査の開発

私たちTTBは、認知症の早期発見を目指し、血液で検査できる技術を開発しています。リキッドバイオプシーを行う会社です。

血液バイオマーカーによる認知症検査測定の方法を開発することで、安価で簡便、よりリスクの少ない検査によって、早期発見・早期治療ができる社会を目指しています。

2017年に、世界で初めて認知症の原因タンパク質(リン酸化タウ)を血液で測定する方法を開発し、特許を出願しています。私たちは国立量子科学技術研究開発機構で研究を行っており、リン酸化タウ以外にも、10種類以上の血液バイオマーカーの超高感度測定技術を保有しています。

認知症の早期発見のため、検査の精度と確度をあげるために、日々研究に取り組んでおります。
現在は企業や大学などの研究機関からの測定を中心に受託しておりますが、将来的には、一般の医療機関ですべての人々が安価で簡便に検査を受けることができるように実用化を目指しています。

検査の先にある人々の生活を想い、すべての人々の主体的な人生を支える企業です。
認知症の早期発見ができる社会を目指しています。

私たちの技術
血液バイオマーカーによる
リスクの少ない検査

現在の認知症の診断は、まず医師による問診や神経心理検査などのテストを行います。
次に髄液を背中から採取したうえで、MRIなどの画像検査で脳の形態を確認し、脳PET検査によって脳の機能を診断します。

しかしこれらの診断にかかる検査は、患者様にとって体力的にも経済的にも負担を強いるものとなっており、特に髄液の採取については昨今はほとんど行われていません。

私たちはこの髄液による診断を効率化し、血液バイオマーカーによる検査測定の方法を開発することで、安価で簡便、よりリスクの少ない検査を開発しています。

私たちの仕事
血液バイオマーカーの受託測定
※現在医療機関・研究機関のみ受付中

医療機関・研究機関からの血液バイオマーカーの受託測定を受け付けております。

検査において、Simoaという世界のスタンダードになりつつある機械を使用し、一度に多検体を検査することが可能です。
このリキッドバイオプシーの技術により、安価で非侵襲性、簡便で効率的な診断が可能となります。
検査については、50~100検体規模の検査の受託を承ります。

※現在、一般のお客様からの検査は受け付けておりませんのでご了承ください。

profile

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徳田 隆彦 Takahiko Tokuda
徳田 隆彦 Takahiko Tokuda

元NYUのポスドクリサーチャー。京都府立医科大学分子脳病態解析学教授を経て、国立研究開発法人量子化学技術研究開発機構医長へ就任。

建部 陽嗣 Harutsugu Tatebe
建部 陽嗣 Harutsugu Tatebe

京都府立医科大学在宅チーム医療推進学特任助教を経て国立研究開発法人量子化学技術研究開発機構の脳機能イメージング研究部へ所属。鍼灸師資格を持つなど多彩な経歴を持つ。

主要な研究論文

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認知症は、様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活に支障が出る状態をいいます。そのなかで最も多いのがアルツハイマー病です。 認知症は、脳にアミロイド蛋白、タウ蛋白が蓄積することによって、神経細胞の障害、細胞死を起こして いろいろな症状を引き起こします。

認知症を発症するまでに、タウ蛋白が蓄積しはじめてから5年~10年の期間があります。 私たちの開発している技術は、このタウ蛋白の蓄積を、血液から検査するためのものです。 認知症発症前に、多くの人に検査が簡便にできるようになれば、そこから、認知症の発症を遅らせるための処置がとれるようになります。